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田瀬ダム探索_謎の遺構解明編

2015.5.11

結局、あのトンネル(随道)っぽい遺構はなんだったんだろう?山頂付近の円柱の物体もわからないまま。そういえば、管理事務所の近くに『田瀬ダムものしり館』なる建物があった。そこに行けば何かヒントがあるかもしれない。

田瀬ダムものしり館

田瀬ダムものしり館となっているが、館内は誰も人がいない。というか、この施設は必要なのか?建設費の無駄ではなかろうか?しかし、今は謎の遺構のヒントを探るべく、私にとって大事な資料館だ。館内にはパネルが展示しており、ダムの必要性やらダムに住む生物なんかの説明も展示している。なかには、建設中の工事現場がロケ地となった映画の写真も展示してある。『激流』というタイトルで三船敏郎主演の映画のようだ。さて、私が探しているものがないだろうか・・・・あった!

田瀬ダム

工事中の写真だ!右岸から望むカットだ。写真右側が例の遺構付近であるが、この写真では見えない。

田瀬ダム

右岸の工事現場だ。よく見るとトンネルのようなものが写っている。もしかするち左岸側、つまり展望台付近にもこのようなトンネルがあったかもしれない。このトンネルみたいなものはなんだろう?

田瀬ダム
田瀬ダム

左岸側の絵図だ!煙突のような物体も数本描かれている。見るとどうやら、ダム建設におけるコンクリートを作っていた場所のようだ。『骨材貯蔵所』と書かれた場所には、あの煙突のような遺構もまさにその形で載っている。コンクリートを製造するために砂や砂利をストックしている場所だったようで、煙突に近づくときにあった、ゴロゴロと転がっていた石もそのときに使われたコンクリートの骨材がそのまま残っていのだ。写真上部の赤で囲んだところは、頂上付近で見た円柱の物体のようにも見えるが、特に記述が無いのでよくわからない。映ってはいないが写真左側には給水場があるので、その水を引っ張ってきて貯めていた貯水タンクかもしれない。しかし、位置関係からすればこれで間違いないだろう。中腹付近で見た橋脚のようなモノもベルトコンベアを支えるものだったのか?

革ジャンを着たおっさんが、平日の人気の無い展示室で、時折、『ほぉー!』だの『おぉぉ!』言いながら、資料を繁々と読んでいる姿は、怪しい人物に映っていたに違いない。まぁいい、それぞれの遺構が決定的に判明したわけではないが、ダムを作るにあたってのコンクリート施設の一部であったようだ。建設費の無駄とも思われた『田瀬ダムものしり館』、私には貴重な資料の保管場所であった。ありがとう。

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