黄金清水

アネックスカワトクを松園方面に北上。大森山の麓、東黒石野地区に「黄金清水」がある。私有地内、しかも敷地の奥にあるので、ほどんどの人は気づかずに通り過ぎてしまうだろう。もちろん案内板の類もなし。おおよその場所を把握していたので発見することが出来たが、なにぶん私有地なので入れない。

写真左側（赤いトラクターの左）に石碑があり、右側にそれっぽい小さな建物がある。おそらくその建物の中に黄金清水の湧出口があると思われる。敷地内の方に許可を取りに行ったが、あいにくの留守、残念。だが、道路から黄金清水までは私有地ではあるが、黄金清水が湧き出ているあたりは、市の土地という情報をキャッチ（直接、地主、盛岡市に確認したわけではない）。境界標が見当たらないので、正確にどこからどことは言えないが、山のほうから侵入すればセーフかな？

ということで、山側ギリギリを歩き（それでも、地主さまに見られたら怒られそうだ）、石碑の前にたどり着く。

「明治天皇駐?之所」と刻まれている。「?」と刻まれているように見えるが、明治天皇御駐輦碑や明治天皇駐蹕之処の碑とも言うようだ。

さらにその近くには、祠のようなちいさな建物があり、ここから湧き出ているものかと思っていたが、蓋で閉じられ湧き出てることは、確認できない。だが、隣にはしっかしと「黄金清水」と書かれた石碑が建っているので、間違いないはず。なお、祠周辺の地面より、水がチョロチョロと湧き流れているが、これが黄金清水なのかはわからない。

箱清水同様、明治天皇が東北地方御巡幸の際に立ち寄った清水のようだ。うーむ、せっかく「黄金清水」と立派な名前がついているんだから、綺麗に整備して立ち寄れるようにしてほしいが、こればっかりは仕方が無いかなー。