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REDWINGのソールをシューグーで修理

作成日:2018.05.09

普段、愛用して履いているREDWINGのプレーントゥ

redwing エリッククラプトン

REDWINGと言えばアイリッシュセッターのほうがよく見かけるでしょうが、私はこのプレーントゥ(エリッククラプトン モデル)。Eric Clapton(エリック・クラプトン)がデザイン開発の携わり出来上がったモデル。ロゴにはREDWINGとクラプトンの文字が入っています。パッと見、私は通常のプレーントゥと区別がつきません(笑)。

redwing エリッククラプトン

当たり前の事ではあるが、ブーツを長年履いていると、どうしてもかかとが磨り減ってしまうのが悩みの種。私のレッド・ウィングのブーツは、まだ、ソールを交換するほど磨り減ってはいないが、早めに手を打ちたいところ。手を打つと言ってもソール交換か、もしくは、擦り減った箇所のみを綺麗に切り取り、その切り取った部分のみを交換してれるところもあるようだが、いずれにせよ修理するしかない。

ネット上でレッド・ウィングのソール交換の価格帯を調べてみると、ビブラム(Vibram)社のソールを使って交換すると工賃含め10000円前後。ちなみに中国製のソールであれば5000円程度で交換してくれるところもあるようだが、いずれにせよ遠方から頼むとなると、どうしても送料が発生してしまい、結果、そこそこの価格になってしまう。とりあえず、近所の靴修理屋さん行って修理代を聞いたところ、ビブラムソールを使っての交換は8500円と良心的価格。ビブラムソールではない無名メーカーのソールもあるようで、こちらも8500円という修理代。なら、ビブラムにするよって突っ込みたくなるが、ひとまず話だけ聞いて帰って来た。

さてさて、どうしたものかと思い、ネットを彷徨っていると、「シューグーで修理」というのが目についた。シューグー【amazon:シューグー 100 ナチュラル】を使えば自分で修理することが可能だ!しかも、低コストで!

シューグーの色を自然色(ゴム色)にするか、白ににするか
redwing エリッククラプトン

クレープソール(デザートブーツで見かけるゴム色のソール)なら迷わず自然色をチョイスするが、ソールが白なので白のジューグーを選択するのが無難だろう。ただ、ソールは汚れており、白のジューグーだとかえって目立つ恐れがある。

迷った末、自然色のシューグーを購入!

では、早速、修理したいと思います。修理と言ってもただ塗るだけなんですけどね。

シューグーで修理してみる
redwing エリッククラプトン

まず、シューグーが定着するよう、ブーツのかかと(シューグーで埋める箇所)部分の汚れ落とす為、紙ヤスリで削る。

次に適当な柔らか目のプラスチック(私はヨーグルトの容器を利用しました。)でかかとを囲う。ポイントは、靴底の高さとプラスチックの高さを合わせること。そうすることで、シューグーを靴底の高さにきっちり合わせやすくなる。写真では底とプラスチックの高さが違うが、ここからハサミで切って高さをそろえた。

シューグー投入の準備ができたところで、もっとも重要なポイントがある。シューグーを塗る場合、一度に靴底の高さに合わすようドバッと入れるのではなく、「薄く塗っては乾かし、また、薄く塗っては乾かす」というように、重ね塗りをすること。

こうすることで気泡が出来にくく、キレイに仕上がります!

一度に盛ってしまうと表面上は乾いていても、中のほうがまだ乾いていない場合があり、そのまま履いてしまうと、潰れることがあります。

redwing エリッククラプトン

私、片方のブーツを一度に盛ってしまい、某メーカーのエアーのように気泡が出来てしまった。見える範囲はカッターで切り、そこにシューグーを補充し、なんとか見た目をキレイに仕上げた。

redwing エリッククラプトン

二足目は、少しずつ盛っては乾かしを繰り返し完成させた。時間はかかるが、キレイにかつ確実に乾燥させることが出来、また、シューグーがカチカチに硬くなる。ちなみにシューグーの説明書きには、「乾かす時間が長ければ長いほど丈夫になります。」と書いている。

redwing エリッククラプトン

もう一つ注意点として、乾燥すると塗ったシューグーの体積が小さくなるので、プラスチックのカバーを外したあとに多少、外側にシューグーを塗って仕上げないと、見た目がカッコ悪くなる。

redwing エリッククラプトン

なんだかんだで一週間から二週間ぐらいの作業になるため、シーズンオフに作業をすることをおすすめします。

出来上がった履き心地は、本来の柔らかい踏み心地と比べ、どうしてもかかとがカチカチなので、革靴を履いている感じに近いかもしれないが、慣れてしまえば問題ない。

今回は自然色のシューグーを使ったが、ソール側面をヤスリで削り白くさせれば、白色のシューグーでも良いかもしれない。これでしばらくソール交換せずに履くことが出来る。