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盛岡の秘境、大志田駅に行く

2013.06.27

前回、盛岡市の浅岸駅に行ったのだが、もうひとつの秘境駅も行かねば!と言う事で、目指すは大志田駅!

下米内

下米内駅から、東の方へ進む。『大志田駅』の看板があるので迷わず進める。そういえば、ここは18年前ほどに走った事が・・・。

遠い記憶なので曖昧なのだが、ここから御大堂林道に入っていき、岩洞湖付近に抜けた記憶がある。たしか、小熊に遭遇したり、オフローダーの人たちに『オンロードバイクでここまで走ってきたのか!?』なんて思っているだろう仰天顔して、場違いを感じつつすれ違ったり。んー、この道だったような気がするが、なにぶん昔の事なので覚えていないが、それがかえって新鮮な気持ちで今回は挑める。

比較的、民家もあり、まだ秘境感はない。以前に興味本位で乗車した山田線沿いを走る。汽車からの眺めとはまた違った景色が見えてくる。

クマ注意

『クマに注意』

ギョ!!っとしてしまうが、それもそのハズ。なんせ山の中だからね。でも、この写真クマ、怖ぇぇぇ!

クマ注意

万が一、クマが出てきたらば、一目散に逃げねば!

なぞのトンネル1

なぞのトンネルその1が現れた。それ程ジメジメした感じはないので、入ってみようと思ったがやっぱりビビる。心霊的なビビりではなく、虫だよ!虫!見えない恐怖より、見える恐怖のほうが何倍も怖い!というか気持ち悪い!ゲジゲジやカマドウマが首筋に入っ・・・・・ゾクッゾクッゾクッ。

ダメだ、虫嫌いのオレはこの梅雨時期に突入する勇気などない。

大志田神社

大志田神社と書いてある。橋の先にあるのだろうが、手前が草ボーボーで進めず。あーやっぱりここでも想像してしまう、毛虫がワサワサっと・・・足元から・・・・。入って見に行くには、草木が生い茂る前の春か、枯れる秋がよい。大志田神社を後にして、しばらく走ると別れ道となる。

大志田駅と浅岸駅分かれ道

左が大志田駅、右が浅岸駅もしくは御大堂林道へ続く道だ。今回の目的である大志田駅なので、左折。

ここからは砂利道で登りとなる。結構、高い場所にあるのだな!汽車からの眺めでは、線路脇は谷底のように見えたのだから、そうなるのか。

大志田駅手前の民家

民家が何件か見えるが、住んでいるのだろうか?中には空き家のような家もある。人の気配を感じられない。おそらく、ここの住人ですら大志田駅は利用しないだろうな、きっと。

盛岡市大志田駅

着きました!!大志田駅!!

浅岸駅に比べ、登り階段が木ではなくステンレスだ。基本的に作りは同じっぽいが、ホームは新しく見える。近くに民家もあるので、浅岸駅よりは秘境感は小さい。大志田駅見てから浅岸駅行くと、浅岸駅の秘境ぶりがよく分かるかもしれない。あそこは本当に秘境だ!とは言え、大志田駅も十分に秘境だ。

秘境大志田駅

しばらくここでまったり過ごしたいが、先もチュエックしたいので分かれ道まで戻る。

上ってきた道を今度は下る。途中、ファーーン!と警笛が聞こえたと思ったら、区界方面からの汽車だ!あぁ~もう少し入れば間近で見れたに残念。

さて、分かれ道から浅岸駅方面へ右折する。ここからは時間が許す限り進んでみる。

なぞのトンネル2

なぞのトンネルその2、だ!先が真っ暗でまったく明かりがない。トンネルその1より、はるかにジメジメ指数が高そう。気になるが、パスだ。

なぞのトンネル3

なぞのトンネルその3。水が流れている。トンネルというか暗渠だ。

ずいぶんと気になるものが多いな。あとでチェックせねば。残念だが、そろそろタイムリミットだ。

浅岸第一トンネル

丁度、浅岸第一トンネル。林道の脇には岩盤がむき出しになって沿っている。この岩盤を当時、砕いて彫って線路を作っていたと思うと、とてつもない事業だったことが伺える。区界まで掘り進むのは相当苦労したに違いない。

 

次回チャンスがあれは、なぞのトンネルをチェックしつつ、大志田駅から浅岸駅、そして区界まで一気に走りたい!