timestop home

セレナ/ランディ(C26/SC26) バックカメラ取り付け方法

作成日:2017.08.28

※部品類を購入するにあたって、年式/適応表などを十分に確認し購入してください。問題が発生しても当方は一切、責任を負いません、あしからず。

セレナ/ランディ(C26/SC26)のバックカメラ取り付け方法だ。今回、バックカメラケーブルの取り回しを車内下部からフロントまで引っ張ってきたが、バックカメラの種類によってはアダプタがないものタイプもあるので、ないタイプのバックカメラは天井より取り回しをしたほうが楽かもしれない。ちなみに今回、取り付けたカロッツエリア(パイオニア)のND-BC8Ⅱは、アダプタがないタイプのバックカメラだ。

※※ここから先は、内装の外し方とバックカメラケーブルの導線を合わせて説明するが、今回取り付けたカロッツエリア(パイオニア)のND-BC8Ⅱは、ケーブルの中間にアダプターが無く、長いケーブルのみとなっているので、リアハッチに穴を開けでからでないとケーブルは各箇所通せない。よって、各箇所取り外してからリアハッチに穴を開けケーブルを通しても良いし、もしくは、先にリアハッチに穴を開けケーブルを通してから、各箇所順番に内装を外していってケーブルを通してもよい。

バックカメラを取り付けるにに必要なもの

バックカメラ

カロッツェリア(パイオニア)ND-BC8Ⅱ

カロッツェリア(パイオニア) バックカメラユニット ND-BC8-2を購入。途中にアダプターなるものがなく、アダプターを置く場所を考えなくてもよい。

テーパーリーマー

テーパーリーマー

バックカメラを取り付ける際にバックカメラのコードをリアハッチより車内に通す必要がある。その為には、車体に穴を開けなければならない。裏技?としてナンバー灯の隙間を強引に通す方法もあるようだが、断線のリスクとなんといっても、見栄えが悪くなってしまう。やはり、車体に穴を開けたほうがスマートにバックカメラが収まる。バックカメラの種類によって穴の大きさが変わってくるかと思うが、今回取り付けたカロッツェリア(パイオニア)のND-BC8Ⅱは、直径13mmの穴を開けなければならない。ドリル刃の13mmを購入しようと思うと結構高い。おまけに今回しか出番がない代物となる。という事で、テーパーリーマー TR-02(エンジニア )を用意した。これならば大きさも自由にできるし、今回限りとはならないだろう。

ドリル

テーパーリーマーで車体ボディに穴を開ける前に小さめの穴を開ける必要がある。また、リアガーニッシュの加工の際にもあれば便利なので、安くても良いからドリルは用意しよう。

養生テープと内装剥がし工具

オーディオ取り付けやスピーカー取り付け時にも使うので、あって損はない。なくても作業自体はできるが、キズを付けたくないのであれば保険がてら養生テープも用意しよう。

金ノコと金ヤスリ

リアガーニッシュの加工に使う。リアガーニッシュ内からちょっとだけバックカメラが見えるようにするので、リアガーニッシュの加工を行わなければならない。

バックカメラのコードを通す場所を考える

リアカメラの種類によっては大きめなアダプターもあったりするので、どこに線を通しアダプターをどこに置くか?と線の取り回しについては事前に考えておく必要がある。ちなみに私はパイオニア(カロッツェリア)ND-BC8Ⅱのバックカメラを取り付けたが、このカメラはアダプターは付いておらずコード配線のみだ。今思えば、天井に這わせば楽だった気もするが、あとの祭り。面倒だろうと思いながらも、下側に通した。ナビとバックカメラを同時購入した場合、内装を剥がす手間やナビ本体にバックカメラの配線を接続する関係上、ナビ取り付けと合わせて行なったほうが効率がよい。

ただ、バックカメラを取り付けた感想として、「正直、もう2度と行ないたくない作業」、だ。かなり面倒な作業なので、工賃を払ってでもディーラーもしくは量販店のプロにお願いしたほうが、手っ取り早いし何より楽だ。

バックカメラ取り付け

ND-BC8Ⅱは中間にアダプターが無く、1本の長いケーブルとなっていてケーブルを分割できない。よって、リアハッチに穴を開けその穴にケーブルを通さないとフロント側まで引っ張っていけない。また、バックカメラを取り付けに当たっては、リアガーニッシュの加工が必要だ。

リアガーニッシュを取り外す前にリアハッチの開閉スイッチを外すので、もし、開閉スイッチを外した後にリアハッチが閉まった場合、今一度、開閉スイッチを取り付け開かなければならなくなり、とても面倒となる。なので、ロック部をタオルなどでロックしないよう防いでおこう。

リアハッチの内張り外し
ランディ/セレナ C26 リアハッチ内張剥がし

取っ手部のネジを外し、マイナスドライバーもしくは内張りはがし工具を使い取っ手部を引っこ抜く。結構硬いので、布(キズ防止の為)をあてがいマイナスドライバーでやったほうがよいかも。ただ、あまり無理をするとロックの爪がおかしくなり、戻したときにカパカパと収まりが悪くなるので注意が必要だ。

ランディ/セレナ C26 リアハッチ内張外し

取っ手部に近くにある丸のクリップも外す。

ランディ/セレナ C26 リアハッチ

あとは力任せにリアハッチの内張りをはがすのみ。クリップが何個か破損することは仕方がない。場所によっては支障なく戻せるので、私は気にしない。何個か壊れることは間違いないので、気になる人は事前にクリップを用意しておいたほうが良いかもしれない。

リアガーニッシュ取り外し
ランディ/セレナ C26 リアハッチ

まず、リアガーニッシュから来ているナンバー灯のケーブルコネクタを外しておく(写真緑丸囲み)。両端のナットのみ半分だけ緩め、他のナットはすべて外す。こうすることで、リアガーニッシュを不用意に落とすことはない。ナットは、場所によって外しづらいところもあるががんばろう。クリップのロックは、ペンチで解除し押し込む。最後に両端のナットを外せば、リアガーニッシュが外れる。

ガーニッシュを押さえながらゆっくりとリアハッチを下せば、落下せず取り外すことが出来る。なお、落下の心配をするなら、最後のナットを外すとき、ガーニッシュを押さえながらナットを回し外せば、安心かも。

リアガーニッシュの加工
ランディ/セレナ C26 リアガーニッシュ加工

リアガーニッシュにはバックカメラが収まるであろう場所に、薄っすら線が入っている。この線を目印に切っていく。ただ、この線どおりに切ると結構大きくなってしまうので、バックカメラのサイズに合わせたほうが見栄えがいいかもしれない。養生テープで傷防止と補強し、金ノコなどで切っていく。

ランディ/セレナ C26 リアガーニッシュ加工

奥側はドリルでいくつも穴を開け切り取る。デコボコになるが、リアガーニッシュ自体は柔らかく金ヤスリで簡単に削れるので、綺麗に仕上げることができる。

リアハッチ穴あけ加工

リアハッチ自体にドリルをあて、車体に穴を開ける作業となる。

ランディ/セレナ C26 リアハッチ穴あけ加工

リアガーニッシュをリアハッチに押さえ、カメラの取り付け位置を確認し、カメラを養生テープで仮止めしながら最終的なカメラ取付位置を決める。位置が決まったら、ボディにカメラ取付位置の印を付けておき、いったんカメラを外し、今度は穴を開ける位置を決める。

ランディ/セレナ C26 リアハッチ穴あけ加工

カメラの取り扱い説明書に穴のサイズが載っているので、そのサイズになるよう穴をあけるのだが、ぶっといドリルはとても高価だし、これっきりで使う用途もなくもったいない。そこで、細いドリルで穴を開け、テーパーリーマーで穴を大きくしていった。テーパーリーマーなら他でも使いそうだし、なにより、ドリル刃を買うより安い。テーパーリーマーで穴を広げていくと、大きくなるにつれいびつになるが、必要な大きさになったら、仕上げに棒状の金属ヤスリで削り丸く仕上げる。穴が大きすぎないよう、途中でサイズを確認しながら作業しよう。なかなか根気がいる作業だ。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

エンジニア テーパーリーマー (TR-02)
価格:672円(税込、送料別) (2017/8/28時点)


リアハッチの蛇腹
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【エーモン】【ゆうパケット300円】 配線ガイド 工具 【1161】
価格:378円(税込、送料別) (2017/8/28時点)


専用工具を用意しておくか、無いのであれば竹ひごや針金を使い、各所通せばよいだろう。ただ、難所が2つある。その2つ以外は簡単だ。2つの難所を考えるとやはり天井に這わせば楽だったと思われるが、後の祭り。

ランディ/セレナ C26 リアハッチ蛇腹

リアカメラのケーブルを取り回すに難所となる場所のひとつ、リアハッチの蛇腹。まず、表側(車体外側)から加工したリアハッチの穴にバックカメラのコード入れ、蛇腹まで引っ張てくる。今回、リアハッチの蛇腹の中を通すには、針金を使って通した。針金を入れる場合は、先端を丸め、蛇腹ゴムに穴を開けないようにする。また、ケーブルを通す場合は、針金にバックカメラのケーブル先端をテープでくくり付け、引っ張るが、強く引っ張る過ぎるとケーブル先端のコネクタが外れる場合があるので、しっかりテープで固定し、強すぎず引っ張ることだ。焦りと無理は禁物。イライラせず丁寧に作業しよう。

荷室部の内張り
ランディ/セレナ C26 荷室部

ケーブル通し、もう一つ難所。完全に内張を剥がしたほうがケーブルを通しやすいと思われるが、上部しか外せなかった。ここに線を通すので、上側だけでも外す必要がある。リアハッチの蛇腹内に線を通し、この内張りの中に入っていく。ちなみに緑の線が、バックカメラのケーブルの導線となる。ケーブル単体では通せないので、細い針金を先に通し、その針金の先端にケーブルを括り付け針金を引っ張ればケーブルを通すことできる。

蛇腹から通ってきたケーブルは、外側の鉄板と内側の鉄板の間を抜けることとなるが、それを今度は内側の鉄板より、内張側に引っ張ってくる必要がある(たぶん)。すっかり内張りを剥がしてみれば、この説明どおりじゃないかもしれないが、なにせ見えないので想像だ。もしくは、別ルートがあるかもしれない。この構造であるがゆえ、針金を巧みに操り、内側の鉄板と内張の間にケーブルを出さなければいけないのだ。これが意外に難しかった!

リアのドリンクホルダー
ランディ/セレナ C26 リアのドリンクホルダー

外さないと、スライドドアステップ付近に引っ張り出すのに苦労すると思われる。このドリンクホルダーを外したほうが作業しやすい。リアドリンクホルダー力任せに引っ張れば外せるが、爪を折りました。まぁ、しっかり嵌らなくても支障はない・・だろう。

ランディ/セレナ C26 リアのドリンクホルダー

先ほどにお荷室部内張りから下に向けて線が行き、このドリンクホルダーの中を通り、リアスライドドアステップへ進む。

リアスライド下のステップ
ランディ/セレナ C26 リアスライド ステップ

手で引っ張れば簡単に外せる。黄色丸付近の車内内張とステップを外した隙間から、先に針金をドリンクホルダーまで通しておきケーブルを引っ張るのだが、角度があり狭いので、針金を通すの苦労した。針金さえ通れば、ケーブルはすんなり引っ張れる。

ランディ/セレナ C26 リアスライド ステップ
助手席のステップ
ランディ/セレナ C26 カバー

発煙灯が付いているカバーを外す

ランディ/セレナ C26 助手席ステップ

助手席のステップを外す。長さにもよるが、ケーブルに大きなアダプターがあるタイプのバックカメラは、リア側ステップ、助手席ステップか、リアのドリンクホルダー内に収める必要があるだろう。後々のメンテナンスを考えればステップか?ND-BC8Ⅱはケーブル中にアダプターがないので考える必要はない。

以上が、バックカメラコードの引き回し手順である。加工がある分、時間と手間かかり、また、ケーブがうまく通らずイライラするが、根気と丁寧な作業でがんばろう!