初めてのバイク１人旅　下北半島編

下北半島＆大間をめざし、１人旅！

バイクに乗らない友達に『１人で行って楽しいの？』って言われた！『楽しいに決まってる！！だって、バイクに乗って好きなとこに行けるんだぜ！』『これの、どこがつまらないんだ！』と心の中で。だが自分自身、実は半信半疑である。

８月１８日の夜、キャンプ荷物を準備し、いざ出発！っと思いきや、そこに１本の電話が掛かってきた。中学時代の同級生の訃報の知らせだ。その晩は通夜に行き、翌日に出発を延期したのは言うまでも無い。

翌朝、仕切り直して朝６時に出発！天気は曇り。折角の初ツーリングなのに、雨が心配だ。種市経由で、まずは目指すは尻屋崎！ウゲェー、三沢あたりから雨が降り出す。雨の中、原チャリ２ケツでノーヘル兄ちゃんとすれ違い、２人が手を振ってくる。手を振り返すと笑ってた！

雨は次第に強くなり、知らない山の道を１人走るのは、しんどかった。なんとか尻屋崎に到着。バス２台と観光客ちらほらと。馬もいる、不思議な場所。綺麗な白い灯台は絵になりそう！本来ならば大間に行く予定だったが雨と時間の関係から断念！次回大間を決意しつつ、むつへ。意外に大きな街に驚きも、すでに午後３時を過ぎている為、今日の寝床を探す。

むつを通りすぎ、横浜あたりで適当な川沿いにテントを張る。テントはホームセンターで買った２９８０円のテント。高価なテントより濡れたり破くのを気にせず、かえって使いやすい！反対側は六ヶ所村！原子力発電所がある。漏れたら間違いなく放射能を浴びる！住人は恐怖だろうな～。疲れていた為、夕飯を食べ酒を飲み床につこうとするが、眠れん！暗闇の中、テント脇の川がゴーゴーと勢いがありうるさく、怖い！雨のせいで増水するのではないか！などと考えると眠れるはずがない！なんども目が覚め、４時には完全に目が覚める。

さすがに朝飯には早すぎるし暗いので、ラジオを聞きながら横になっていた。ラジオっていいね～1人旅には。今では欠かせないアイテムである！６時頃に昨日の夕飯の残りを食べ、６時半にはテントをたたみ出発！朝方まで振っていた雨は止んだがいつ振ってもおかしくない曇り空。

道の駅『しちのへ』で休憩～オフロードバイクのKLXがカッパをきて入ってきた。旅のネタになるだろうと声を掛けようとするが、スキンへッドの頭にビビり、声をかけれず。優しそうな顔がかえって怖い。十和田→八戸→種市と通り、種市にて、コンビニで買ったカルビをガスコンロで焼き昼食。うまい！が、カルビの油が辺り一面にはね、最悪である。

雨も完全に止み、盛岡に着いたのは夕方の４時だった。バイクは泥だらけ！疲れた体にムチを打って後片付け。あー疲れた！でも『楽しいに決まってる！』は間違いじゃないと確信した！

走行距離６１３．５ｋｍ