モンキー　チェーン交換方法

チェーンが伸び、たるんでくるとパワーロスにつながり、燃費も悪化。加速時もしっかり加速せず乗り心地が悪くなる。悪いことだらけでいいことがない。しっかりとメンテナンスしないと安全面にも影響してくる。チェーンの張り調整では限界がくるので、その場合には交換が必要となってくる。

用意するもの

チェーン交換手順

モンキー車体を適当な台に載せ、作業を始める。専用のスタンド【アマゾン⇒ミニモト モンキーダックスメンテナンススタンドリヤ用レッド】もあるが、余っている木材で作ってしまうのも手だ。コンクリートブロックに傷防止用のマットや雑巾を敷き、そこに載せてしまう方法もある。なお、台に載せリアタイヤが空転するようにしたほうが作業がしやすい。

丸で囲んだネジ３つを外しクランクケースカバーを外す。カバーを外さなくても新旧のチェーンを連結させ交換する方法もあるが、連結させない場合は、クランクケースカバーを外し、フロントスプロケット廻りも併せて清掃しながら交換した方が作業がしやすい。なお、注意点として、赤囲みのネジのみ長さが短い為、他２つのネジを間違って突っ込まないようにすることだ。最悪、クランクケースを貫通してしまう恐れがある。

写真、右側のボルトが短い。これが赤丸で囲んだところのボルト。これだけ長さが違うと、入れるとこ間違えた場合、破損しかねないよ。

チェンジシフト付近のボルトは、シフトが邪魔（外してしまってもよい）だし、大き目なソケットレンチはクランクケースカバーに干渉するのでボルトの頭にハマらない。１００均で売っている細いソケットレンチとT型レンチを使って外した。【amazon⇒ツーリング仕様・携帯に便利 miniＴ型レンチソケットセット8pc WHSDH0072 [並行輸入品]】

クランクケースカバーが外れるとドライブ（フロント）スプロケットが見えてくる。今回は、ドリブン（リア）スプロケットの交換なので、清掃のみ行う。結構、汚れているものだ。

チェーンはクリップで止めているので、このクリップをラジオペンチで外し、チェーンを本体から取り外す。ちなみに矢印の方向が進行方向。新しいチェーンを取り付ける場合は、このクリップの向きに気を付け、取り付けること。

今回は、合わせてドリブン（リア）スプロケットも交換するので、リアタイヤを外す。

タイヤからスプロケットを取り外すのだが、これが意外に苦労する。ノーマルのホイールは穴が開いているので、この穴の反対側から適当な棒（私はメガネレンチを使った）をトンカチで叩き、少しずつ押し出し外した。

外す前はそれほど山が尖っていないようにも見えたが、こうして比べるとすり減っているのが良くわかる。

ＤＩＤ　４２０ＤＳのチェーン【amazon⇒D.I.D(大同工業)バイク用チェーン クリップジョイント付属 420DS-100RB STEEL(スチール) 強化チェーン 二輪 オートバイ用】。スタンダードの４２０Ｄに比べ、２０％耐久性が上がっているとのこと。ノーマルモンキーのチェーンのコマ数は７４コマ。すでに７４コマになっているのがありがたい。

新品のチェーンを取り付け、規定通りの張り調整を終えると、ＭＡＸにしていたアジャスタが緩和。こんだけ伸びていたのか！と驚く。チェーンに注油し、外していたクランクケースカバーとチェーンカバーを取り付けると終わりだ。

たかがチェーン、されどチェーン。メンテナンスを怠ると痛い目、というか重大事故につながるので、しっかりとメンテナンスをしましょう！